ついつい怒りを抑えられずに、誰かれかまわず怒ってしまうことがあります。取引先や上司に対しても同じで、仕事が上手くいかなくなってしまいました。
感情のままに怒りをぶつけられると、
こちらも感情的になってしまうし、何より怖いですよね。
怒ってしまった事に対して「簡単に許される」と思いがちですが、
怒られた側からすると心に残り続けます。「感情をぶつけてしまった」と言う事実は、
大人としての評価を落としてしまうかもしれません。
自分の怒りという感情をコントロールしてより淡々と仕事をしませんか?
怒りをコントロールすること(アンガーマネジメント)は、
あなたにとっても周りにとっても有益です。一緒に考えてみましょう。
なぜ怒りは起こる?
僕の頼んでいた仕事は終わりましたか?
いや・・・ちょっと。
こちらの仕事が終わったらやろうと思っていて、
まだ出来ていません。
こんな場面で、「最初に僕が頼んだ仕事をやるべきでしょ!」と怒りを感じてしまったり。
さらに、「自分が頼んだ仕事が後回しとはどういうことだ?」
自分のことを馬鹿にしているのではないか。と怒りが抑えられなくなってしまう。
なぜでしょうか?
怒りには固定観念と自尊心が大きく関係していると思います。
狭すぎる固定観念
固定観念とは、「こう言う時はこうあるべきだ」という自分の中で決まった考え方で、
その人の人生で経験したことなどで形作られているようです。
この固定観念が狭ければ狭い程、また変化や多様性を受け入れられない程、
怒りの原因になります。
「〜するべき」で怒っていると気が付いたら一度我に帰り、
「〜するとは限らないよね。」と文章を変えて言葉に出してみて下さい。
最初に僕が頼んだ仕事をやるとは限らないよね。
少し落ち着くのではないでしょうか?
ここでも自尊心が関係
固定観念が狭く、それに添わないことが起きた時に、「裏切られた」とか「傷つけられた」と感じることがあり自尊心が傷つきます。
僕の仕事を後回しにするなんて、
僕のことを馬鹿にしているに違いない!
そして自分を守るためにも怒りの感情が起ります。
「馬鹿にされた」と感じると突発的に怒りの感情が湧き上がってしまい、
上司や取引先でも関係なく怒りをぶつけてしまいます。
誰でも馬鹿にされるのは嫌ですし、頭にきます。
そんな時は頭の中で、「馬鹿にするつもりはない」かもしれないと
1度振り返ってみてはどうでしょうか?
相手はそんなつもりはないのに、あなたにはそう見えてしまったかもしれません。
怒ることで何が得られるのか?
「怒ること」で自分の期待通りに人を動かす。
「怒ること」で自分は馬鹿にされるような人ではないことを主張する。
これらを目的にしているかもしれませんが、
「残念ながら怒ることでは上手くいかない」のではないでしょうか?
怒ることで失うことはあっても、得られることあまりないです。
イソップ寓話の「北風と太陽」にもある通り人もなかなか動きません。
表面的には動くかもしれませんが、本質的には離れていってしまいます。
そして「あの人いつも怒っているよね」と馬鹿にされてしまいます。
結果、怒ることでは何も得られません。自分も疲れます。能率も落ちます。
怒ることで失うもの
まず信頼を失います。
怒るということに対してネガティブな印象を持つ人は多く、
また怒りの感情をコントロールできない人に対して、
あまりいい印象は持たないです。
上手くいっていた仕事が、
その人が「いきなりキレれる」ことによってダメになったりしたら大変です。
仕事も任されなくなり、周りからも距離を置かれてしまうでしょう。
誰も「怒りっぽい人」や「機嫌の悪い人」とは一緒に仕事をしたくはないですよね。
アンガーマネージメント
ここでは有効な怒りを抑える方法をまとめます。
- 俯瞰してみる
- 何に怒っているのか心の整理をする
- 相互理解に努める
- 比較しない
- 怒りのパターンを把握
以下でもう少し深掘りしてみます。
最初から期待感をあまり持たない
自分が思ったように物事が運ばない時や、計画通りに進まない時に怒りを感じていると気づいた時に、自分は「周りに期待しすぎているかもしれない」と俯瞰してみてはどうでしょうか?
物事は必ずしも思った通りには動きません。
そこを視野に入れて大きな気持ちで臨む癖をつけると楽になるかもしれません。
自分は何に怒っているのか把握する
怒りを感じた時に怒りに支配されて、
「自分は誰の何に怒っているのか」を見失いがちです。
可能な限りその場で、
- 紙に書き出してみる
- スマホのメモに書き出してみる
自分の心の整理をしてみると、少し心が落ち着くと思います。
多様性を受け入れる
人の考え方は様々です。自分と同じ考え方の人の方が少ないでしょう。
「普通こうするよね」とか「こうあるべきだよね」と言うのは、
通用しないと思っていた方がいいです。
多様性を受け入れ余裕を持って接することで相互理解につながり怒りも防げるのではないでしょうか?
ずるいとかサボっているとかで比べて怒らない
できるだけ比較しないこと!
「いつも遅刻している」とか、「仕事をサボっている」とかを
気に留めて自分の怒りにしないことです。
それはその人の問題であなたが関与するのは疲れるし無駄です。
自分はどんな時に怒りやすいか知る
自分の怒りのパターンを把握する。
自分は「不公平に怒りやすい」とか「挨拶しない人に怒りやすい」とか、
様々シチュエーションも含め把握しておくことで、怒りの感情がこみ上げてきても
少し冷静になれるのではないでしょうか?
怒りを感じてもいい
どう考えても理不尽な扱いを受けたりして、怒りを感じたり悲しくなってしまうこともあると思います。そんな時に、「怒ってはいけない」とか「泣いてはいけない」と自分を否定するのはやめてください。
怒ってもいいし泣いてもいいです。ただ人にぶつけてはダメなのです。怒りを感じるということは自分自身を大切にしている証拠です。
家に帰るまでは頑張って家に帰ったら、その場で怒りを抑えた自分を褒めてあげて下さい。
最後にまとめ
すべての人が自分のように考えていると思ってしまうと「こじらせ大人」の始まりです。
今の多様性を生きる時代には合いません。常に怒っているけど誰にも相手にされないなんて、惨めじゃないですか?「あなたはあなたで自分は自分でいい」そんな余裕のある考え方がマッチしていると私は思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。怒りの感情に振り回されるのは辛いですよね。ではまた次の記事でお会いしましょう!
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